女性会計士ノラのマイペースライフ

ママ女性会計士のdiaryです。最新の会計税務情報のほか、日々思うことを綴ります。

数学する身体

今日は森田真生さんの数学する身体を読みました。私は会計士という数字を扱う職業にもかかわらず、実は全く数学が好きではありません。私にとって数学は作業とか技術とかいう類のものでしかありませんでした。

 

けれども、この本を読んで、数学に対する意識が変わりました。久しぶりに大学の面白い講義を受けたような気分です。

 

題名からわかるとおり、この本は一般的な数学書ではありません。数学の歴史をたどりながら、現代の道具としての数学ではなく、身体と一体となった数学について情熱的に語られています。どちらかというと、哲学書かな。

読む前は、数学好きな人が好きすぎて独創的な考えに至ったんだろうと思っていましたが、読んでみると逆でした。いわゆる文系の著者が岡潔さんたち数学者の哲学的思想に魅せられて、多くの人が知らなさすぎる数学の深遠な世界を世に伝えるために書いた本です。学生時代にこのような本に出会えれば、少しは数学に興味を持って向き合えたかななんて思いました。

この本には、数学者や哲学者だけでなく、荒川修作芭蕉なんかも登場します。

数学にとどまらず、体と心の境界、自己と世界の境界の曖昧さについても興味深い洞察がなされています。

興味がある方はぜひ、読んでみてください^_^

 

http://www.shinchosha.co.jp/sp/book/339651/

 

 

 

窓ぎわのトットちゃん

黒柳徹子さんのベストセラー、窓ぎわのトットちゃん。自伝的小説ですが、思いのほか心に響く作品でした。平易で読みやすい文章の中に、大切なことがちりばめられていて、きらきらした本です。戦時中のお話であり、手放しでほのぼのとはできないかなしい面もありますが。

 

小さな頃を久しぶりに思い出し、子どもの気持ちに寄り添うことの大切さを改めて考えさせられました。"風変わり"な小学校での日々の出来事一つ一つが、トットちゃんの柔らかい心を包みこんでいます。学校での出会いは大切ですね。

 

私が小学校の頃の先生は、正直あまり記憶にありません。今までで一番好きな先生は、学校の先生ではなく、高校の頃通った塾の国語の先生でした。先生のお話はいつも面白く、言葉はいつもあたたかく、世界が広がる気がして、自由になれる気がしました。

 

娘やこれから生まれる息子にも、今後たくさんの出会いが訪れます。子どもの出会いについて、親ができることなどほんのわずかなのですが、トットちゃんの校長先生のような人に出会ってほしいです。

子どもたちがもう少し大きくなったら、この本を一緒に読みたいと思います。

 

それにしても、私は今まで、黒柳徹子さんについて、徹子の部屋の、慈善事業をされている、きのこのような髪型の女性という認識しかなかったのですが、こんなにも素敵な本を執筆されていたとは。。遅ればせながら、子育て中のこの時期に出会えてよかったです。

 

ちなみに、この本の挿し絵は、いわさきちひろさんの描かれたものなのですが、文章と絵がとてもよく合っていて感心しました(トットちゃんはちひろさんの死後に書かれた本です)。

そして、偶然ですが、先日下石神井ちひろ美術館に行ったこともあり、何だかとても親近感がわいたのでした。

 

 

 

 

 

切迫早産入院生活

月初の健診で緊急入院になり、はや2週間。子宮頸管は20-25ミリをキープしているものの、まだ24時間点滴+安静状態が続いています。

 

点滴のウテメリンの副作用で、最初は動機や手の震えが出ましたが、数日で慣れてきて、今はだるさや頭痛が少し出る日があるくらいです。

お腹が張っていると点滴量が増えるので、なるべくチェックの時間(1日5回程度)前には、立ち上がらず寝ているようにしています。

 

さて、入院生活。ひたすらリラックスすることが仕事です。こちらの病院ではフリーwifiが使えるということで、ツタヤやhulu 、TBSオンデマンドなどさまざまな動画見放題に無料登録してみました。

最近見ていたドラマといえば、火花くらいだったので、コウノドリ、逃げ恥、空飛ぶ広報室小さな巨人、カルテットやあなたのことはそれほど、を観てみました。映画は2時間かかるので、少しずつ気軽に見られるドラマの方が病床では楽です。

コウノドリは自身が妊婦であることもあって、感情移入してしまい、ほぼ毎回涙してしまいました。妊娠や出産の様々なリスクもドラマを通して学ぶことができ、とても良いドラマだと思います。なんだか綾野剛さんが好きになってきました(単純)。男性にもオススメです。10月から続編が放送されるようです。

 

動画見放題の他は、音楽やラジオ(radicoが便利)を聴いたり、読書をして過ごしています。蜜蜂と遠雷帰ってきたヒトラー、何者、90歳何がめでたい、数学する身体などなど。。

村上春樹の本もそうなのですが、蜜蜂と遠雷帰ってきたヒトラーを読んでいると、自分はこの本を10分の1くらいしか味わえてないんだろうなと感じてしまいます。飽きることなく、どんどん読み進めていける本なのですが、自分の音楽や歴史の知識が浅すぎて、イメージが追いつかないのです。今の時代、スマホで検索すればクラッシックも聴けるし歴史も調べられるのですが、いちいち調べるのも興ざめな気がして。あ、なんだかとりとめのない独り言になってしまいました。。本の中の音楽や歴史を自然に豊かに感じられる人が羨ましいです。

 

こんな感じで日々ゆったりと過ごさせてもらっています。看護師さんや清掃係の方々も優しいし、産科は病院とはいえ何だか明るいので気が滅入ることはあまりありません。

夫や娘になかなか会えないのが、心配でさみしいですが、母が来てくれているので本当に助かってます。とりあえず、お腹の子が無事に生まれるように安静を続けたいと思います。

 

あ、そういえば都議選は入院中でも病院から投票できるみたいです。便利ですね^_^

 

 

税理士登録

こんにちは。今日は無念の税理士登録について書きたいと思います。

 

私は今、会計士として開業(準備)していますが、やはり税務申告もできるようにと税理士登録の準備を妊娠中に進めていました。

 

税理士登録は、会計士登録よりも必要な書類が多く、戸籍や身分証明書等取り寄せなければならない書類も少なくないため時間も手間もかかります。

税理士登録に必要な書類

http://www.nichizeiren.or.jp/prospects/entry/doc/

しかも、提出は郵送禁止持参、後日面談まであります。書類も手書き。比較的さくっと出来る会計士登録とは対象的です。何でだろう。

 

さて、やっと全ての書類が揃った矢先に、緊急入院になりました。取り寄せた証明書類には期限があり、産後には期限が切れるため再度全て取り寄せ直さなければなりません。無念。。

 

でも、今はお腹のベビーがもちろん最優先です。今日の内診で子宮頸管は3ミリ伸びていたものの、ウテメリン24時間点滴でこれだけでは退院はほど遠いようです。ウテメリンの副作用で微熱、動悸と手の震えが少しあるものの、少し伸びて良かったです。逆子も治りました。

 

面倒くささに負けず、登録書類はまた元気になったら取り寄せたいと思います。税理士登録には10万円以上かかりますし、登録後の会費も月1万円かかるので、まぁ後の方が良かったのかな。。

 

私の場合、妊娠中、育児中は目の前の子供が最優先になり、仕事への意欲を維持することが簡単ではありません。しかし、いずれ子どもは成長するもの、私の手から離れて自分の道を歩むので、その時にちゃんと手を離してそっと見守ることができるように、私も自分自身の道を歩み続ける必要があります。

 

元来仕事人間ではないものの、楽しんで仕事をしたい気持ちはあるので、今動けないなら動けないなりの今しかできないことをする、なんらかの形で続けることが大事だと自分に言い聞かせています。税理士登録を妊娠中にするのも、ある程度コストをかけて、産後ゆるゆるになる自分に良いプレッシャーをかけるためでした。

 

監査法人に非常勤で復帰して監査をする方が高給だし効率的なのですが、開業にチャレンジしてみたいと思った気持ちを産後忘れないように、ここに書いておきます。笑

絶対安静中は、リラックスして少しでも楽しく過ごす方法を探したいと思います^_^

 

最後に、登録準備に利用した、便利な証明写真作成方法をご紹介しておきますね。

ピクチャンhttp://pic-chan.net/c/

このサービスを利用すると、スマホで撮って、コンビニで200円で印刷することができます。

取り直し無制限で好きなサイズの証明写真を安く手軽に手に入れることができます。

証明写真機も街から消える日が近いかもしれません。

 

日記のようになってしまいましたが、読んでくださり、ありがとうございました^_^

緊急入院

おはようございます。随分久しぶりの更新になってしまいました。

 

実は現在第2子妊娠中なのですが、切迫流産を経て安定期に入ったのも束の間。切迫早産で自宅安静となり、昨日緊急入院になってしまいました。24時間点滴、寝たきり生活のため、スマホを使って久しぶりのブログ更新を思い立ちました。徒然なるままに書くので、読みづらいかもしれませんがごめんなさい。

 

私の場合、26週にして子宮頸管が22ミリになってしまい、この時期だと25ミリ以下で入院になるため、定期健診後そのまま自宅に帰れず入院になりました。20週あたりから25ミリになっており、娘がいるため自宅安静でしのいでいたのですが、やはり自宅にいると入院レベルの安静は難しく。。反省しています。

 

切迫流産や切迫早産で自宅安静になった場合、基本はシャワーと食事以外寝たきり生活です。

そんなとき、親など近くに頼れる人がいれば良いですが、なかなか頼れない場合も多いかと思います。今の時代は妊婦さんに対する行政のケアも手厚くなって、民間サポートの輪も広がっており大変便利ですので、少しご紹介します。

 

まず、市や区が展開している育児支援ヘルパー派遣事業。私の住んでいる地域では、通常の妊婦や一歳半までの子どもがいる場合、上限36時間で1時間千円で食事、洗濯、掃除、買い物等家事全般や沐浴補助をお願いできます。また、切迫流産や早産、低体重児出産の場合は上限104時間で半額になります。なかなか知らない方も多いですが、区役所や市役所に問い合わせると、丁寧に教えてくれますので、困っている方はご相談してみてくださいね。

 

私も自宅安静の時に週に1回2時間、主にお掃除をお願いしていました。ヘルパーさんは、介護専門事業者から派遣されており、60代のおばあさんが多いようです。第一子の切迫の際に購入したルンバくんも限界がありますし、お風呂、トイレ、洗面台掃除、お部屋の掃除機、床拭きまでしていただき、とっても感謝しています。第一子の時も里帰りしなかったので、出産直後毎日来てもらっていました。

 

民間サポートとしては、ファミリーサポートセンターが有名ですよね。近所のシルバー世代のおばあさんが担当してくれているのですが、この方が本当に素敵な方で、色々な場面で助けていただいています。毎日の娘の保育園送迎サポート時には、いつも優しい言葉をかけてくださり、娘にも愛情深く接してくれています。ファミサポとは別に近所のおばあさんとしていつも気にかけて、手作りのおもちゃやお菓子、お惣菜をいただいたりしていました。一度鍵をなくした時には、避難させてもらったり、お食事をよばれたり。。

 

寝たきりになり、自分で当たり前のことが出来なくなると、普段は気に留めないでしまっている周りの人の優しさに改めて感謝せずにはいられなくなります。家族や友人、ご近所さんやサポートしてくれる方々。。。してもらうことの方がしてあげれていることよりもずっとたくさんで、私も人に優しくありたいと改めて思います。夫も、ありがとう。

 

その他、自宅安静時に助かった家電さんも少しご紹介。以前からいるルンバさんや食洗機さんだけでなく、今回は乾燥機付き洗濯機を導入しました。毎日通園していると洗濯物が大量に発生するので、重宝しています。とはいえ、乾燥機にかけると縮むものは干していますが、干す量が大分軽減されますし、ふかふかのタオルが簡単に出来上がるのもとても気持ち良いです。第2子ができるとさらに洗濯物が増えるので、ますます手放せなくなりそうです。

出費は雪だるまのようにかさんでいますが、ピンチの時にこそストレスなく使って、元気になったらまた私も働きたいと思います。

 

と、書いているうちに朝食の時間です。また更新しますので、たまに暇つぶしにでものぞいてみてください^_^ 

不育症治療(凝固因子異常の場合)のコツ

こんにちは、ノラです。

不育症治療に関する情報は不妊治療と比べてまだまだ少ないので、今回は自身の経験から感じた不育症治療で気をつけるべきことを書こうと思います。

①早めに検査を受ける

不妊治療のコツの記事にも書きましたが、妊娠に関しては年齢と成功率が深く関係しているため、流産を経験した場合は、個人的には、初めての流産であっても可能であれば染色体検査や不育関連の血液検査を受けたほうがよいと思います。

流産は精神的、身体的負担が大きいため、できれば複数回経験したくはないものです。本格的な不育症検査を受けるためには不育専門クリニック(有名なのは下記クリニックです)に行く必要がありますが、不妊クリニックでも血液検査ができる場所が多くなってきているため、まずは不妊クリニックで受けてみてもよいかもしれません。また、下記のような名医がいる不育専門クリニックは予約が数か月先まで埋まっています。初診に行くか迷った場合は、とりあえず早めに予約を入れましょう。また、妊娠中やホルモン治療中は不育の検査を受けることができませんので、注意してください。

杉ウイメンズクリニック 新横浜:不育症、反復流産、死産、着床障害

Home - 青木産婦人科クリニック|不育症・着床障害

不育症・流産なら、大阪のふじたクリニック

ちなみに、私の場合は、不妊治療の末初めての妊娠後、心拍確認後に1度目の流産を経験しました。初期流産は4,5人に1人経験するといわれるように珍しいものではないため、通常だと初めての流産で染色体検査をすることは少ないのですが、心拍確認後の流産であることや、不妊クリニックに通っていたことから、念のため染色体検査を実施しました。結果は、異常なし。再度妊活をするつもりだったため、不妊クリニックでできる不育関連の血液検査を受け、CLIgMの値がひっかかり、高リン脂質抗体症候群の可能性があるという結果が出ました。当時の担当医師曰く、値がそれほど高くないため、バイアスピリンを毎日1錠飲む方法で治療して妊娠継続を目指すということになりました。一般的に、高リン脂質抗体症候群の治療法は、バイアスピリンとヘパリン注射の併用ですが、まだまだ不育症研究は途上のため医師により意見が分かれています。私は当初の先生を信頼していたため、2度目の妊娠後バイアスピリンを28週まで服用し、無事に出産することができました。

なお、上記3クリニックでは、メールによる不育相談を行っています。治療方針に迷いがある場合には、メールで質問するとそれぞれの名医の見解をいただけるので、利用してみてもよいかもしれません。

着床前診断という選択肢もあることを知る

不育症の原因の一つに夫婦どちらかの染色体異常(転座)があります。その場合、治療の方法として着床前診断があります。通常、着床前診断は誰でもできるわけではなく、染色体異常や習慣流産等の適応条件があり、申請手続をしたうえで、日本産科婦人科学会から承認を受けた施設で可能です。ただ、上記に記載のとおり、妊活中の方にとって”時間”は非常に大切です。実は、検査や申請に費用と時間を費やすことができない方々にとっての駆け込み寺的存在のクリニックが存在します。大谷レディスクリニックでは、適応条件を満たさない場合でもカウンセリングを受けて着床前診断を受けることができます。

大谷レディスクリニック | 着床前診断とは

そもそも着床前診断には倫理的な観点から議論がありますよね。それぞれの価値観、倫理観がありますので、着床前診断をしてまで子供を産むことを選択しない方も大勢いるかと思います。しかし、選択肢としての存在を知ることは大切です。ちなみに、大谷院長は自身も不妊治療のご経験があり、精神的、身体的負担の大きい流産をできるかぎり減らすことが大切だというお気持ちから治療をされています。産科婦人科学会からの承認はないものの、成功率、技術力は国内でも群を抜いて高く、当然全国から患者さんが殺到しています。

③冷静になる

特に不妊治療をした末の不育症治療の場合、治療が当然になりやめられなくなるというリスクがあります。不育症治療は多額の費用がかかります。たとえば、血液凝固抑制のためにヘパリン注射ではなくオルガラン注射をする場合月7万円かかりますし、着床前診断する場合には採卵からはじめて100万円以上かかると思います。

経済的に余裕がある場合は問題ないですが、余裕がある場合なんて稀だと思いますので、何を優先するかきちんと夫婦で話し合うことが不可欠です。

子供がいて幸せな生活、子供なしで幸せな生活、子供がいてつらい生活、子供なしでつらい生活、言葉にすると軽薄に聞こえますが、夫婦でも、独身でも幸せを感じる生活は溢れています。また、子供がいてもつらいと感じながら生活をされている方もいますよね。治療中は仕事を休んでいる場合も多く、人と接する機会が少なくなると視野が狭くなりがちですが、自分はどんな生活がしたいのか、しっかり考えて限られた大切な時間を過ごしていければと思っています。

今回は不育症治療について、ご紹介しました。直接的に治療を受けるのは女性ですが、男性にも不育症について知っておいてほしいと思います。

 

 

不妊治療と不育症治療のコツ ①

こんにちは、ノラです。今回は、いわゆる不妊”治療と”不育症”治療について、自身の経験をもとに書きたいと思います。

出産するかしないかは本人の自由であり、どちらが良い悪いではないことは当然ですが、女性として現在の生殖医療についての知識を持つことは人生の選択肢を検討するうえで大切なことだと思います。生殖医療についての専門的なことは不妊クリニックのHPなどたくさんありますので、ここでは、自身の経験をもとに個人的に思う治療のコツを書きたいと思います。

不妊治療のコツ

①検査は自分だけではなく、夫と一緒にできるだけ早く開始する

不妊の原因は男女約50%ずつといわれています。確率は半分半分であること、原因は1つ以上の可能性もあることから、両方検査しないと大変非効率です。

しかも、男性の初期の検査は病院に行く必要すらないことも多く、家で採取して女性が持ち込むことができる病院も多いです。身体的負担は大変軽いのですが、精神的に負担が大きく感じる男性もいます。そのような場合は、不妊の原因などに関する数字を提示して論理的に説明すると、うまくいくことも多いようです。病院では、初診に不妊治療に関するパンフレットを配布することも多いので、それらの資料の大事な部分にマーカーを引いて渡してみるのもいいかもしれません。

なお、どちらかに原因が見つかった場合、原因が見つかった側の気持ちに関しても事前に考えておく必要があるかと思います。原因を突き止めない、という選択肢ももちろんあることを忘れないようにしたいです。

②病院選び

不妊治療の病院はどこも大変混んでいますが、予約が何か月待ちの病院も珍しくありません。ただ、みなさんよくご存じで、何か月待ちの病院には名医が多いことも事実です。卵子の質と量の観点から、35歳が境界線として挙げられることが多いですが、時間的に余裕がある場合、もしくは、そもそも治療をするかどうか迷っている場合は、とりあえず予約を入れておくことをお勧めします。金銭的余裕がある場合には、複数のクリニックを1度受診して自分に合うクリニックを探すことも結果的に早道になることがあります。治療をしないことを決めたときにはキャンセルできますし、することに決めてから何か月も待つのは勿体なさすぎますよね。

③優先順位を明確にしておく

不妊治療は時間的にも、経済的にも、身体的精神的にも負担が伴います。

「治療をするなら年齢が若いほうが妊娠できる可能性が高いため、今は治療を優先したい」と考える人もいれば、「治療をするよりも自然にまかせてもし子供を授からなければそれはそれでよい。それよりも今したいことがある」「治療に多額の費用をかけるより、ほかにお金を使いたい」と考える人もいます。

周りに流されて治療をするとストレスになりやすいし、治療をするからには、出産、育児についてきちんとした責任感をもたなければなりません。

自分にとっての優先順位をきちんと考えておくこと、また、夫の考え方にも耳を傾け、お互いの気持ちを尊重することが大切です。治療する場合には、何歳まで治療を続けるのか、いくらまで負担するのか、についても夫婦で話し合えれば理想的だと思います。

以上、まずは不妊治療のコツについて、あくまで個人的な意見ですが、ご参考になれば幸いです。次回、不育症治療のコツについても書きたいと思います。