女性会計士ノラのマイペースライフ

ママ女性会計士のdiaryです。最新の会計税務情報のほか、日々思うことを綴ります。

ジャカルタに引っ越し

久しぶりの更新になってしまいました。

夫の転勤が急遽決まり、実は先月から帯同でジャカルタに住んでいます!

ので、ジャカルタ生活について備忘のために更新したい思います♪

 

ジャカルタ、日差しきついですが思ってたより住みやすいです。

娘も息子も今のところ病気せずに過ごしています。私も来て三日目に声がかすれてでなくなり大気汚染のせいかとドキドキしましたが、慣れたのか一週間で治りました笑

お腹の具合も、水をアクアからプリスティンに変えたら治りました。こちらではアクアが飲料水シェア多分ナンバーワンなのですが、硬水なので日本人や特に赤ちゃんには軟水のプリスティンが合うようです。

 

イスラム教の1日5回のお祈りの声にも慣れてきました。Isya(夜8時頃)、Subuh(早朝)、Lohor(正午過ぎ)、Asar(午後3時頃)、Magrib(日没)と言うらしいですが、結構なお祈りの歌というか声が街に響き渡ります。至るところにお祈りの場所も用意されているようです。

イスラム教徒数世界一のインドネシア、日本とは趣が異なります。

せっかくなので、色々と楽しんでみたいと思います。落ち着いたら何らかの形で仕事もできるかな、どうなんだろ。

 

娘のプレスクールのお迎えの時間ですね。

こっちはお迎えの時間が早いです、日本の保育園に慣れてたので一瞬に感じます。笑

 

 

早産と新生児無呼吸症

お久しぶりです。

ドタバタで随分と久しぶりの更新になってしまいました。おかげさまで、点滴を抜いた次の日の朝方から陣痛がはじまり、その日に出産することができました😃

 

少し早産だったためか、赤ちゃんにチアノーゼがでており、大変心配しましたが今は落ち着いています。

低血糖症と新生児無呼吸症により退院が10日ほど遅れ、帰ってからも心配なのでとりあえず呼吸管理ができるベビーセンスとスヌーザヒーローを調達しました。

スヌーザヒーローは国内正規品が出回っていますが、ハイセンスのベビーセンスは並行輸入品のみの取扱いです。

 

https://item.rakuten.co.jp/zinnsokukunnteineicyan/babysense/?scid=af_sp_etc&sc2id=af_101_0_0

 

https://www.amazon.co.jp/国内正規品-SNUZA-赤ちゃん用動作モニター-SNH-01-ベビーモニター-1年メーカー保証付き/dp/B01MEHD8PU/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&qid=1482144525&sr=8-3&keywords=ベビーセンス&linkCode=ll1&tag=afmichiyo325-22&linkId=7323edfc20cda2c17662b04b9533bca0

 

 ハイセンスのベビーセンスは並行輸入品で二万円しますが、アメリカのアマゾンから買うと半額以下だし安心なのでおすすめです。

 

スヌーザヒーローはベビーベッドを卒業したり旅行先で使用予定で、今はベビーセンスを使っています。新生児は20秒程度は呼吸をとめることが珍しくないらしく、たまに鳴るのできちんと感知しているようで、付きっきりになったり、過度に心配しすぎなくてよいので個人的には非常に良いお買い物でした。

 

一人目の時とは異なり、直接授乳できず搾乳して母乳を渡す日々でしたが、ありがたいことに今では4キロをこえて丸々と成長してくれています。入院中支えてくれたたくさんの人への感謝の気持ちを忘れずに大切に育てていきたいと思います。

ウテメリン卒業

36週に入り、ウテメリンの減量がはじまりました。6A20→4A20→2A20と毎日減って、明日の夕方以降は内服に切り替えです。ちなみに1A15mlのアンプル、半減期は4、5時間、1日でほぼ全部排出されるらしいです。

 

そこそこの張り返しはあるものの、痛みはなく、今のところまだ陣痛の気配はありません。

腰痛が少しでてきました。明日明後日が怪しいのかな。副作用を抑える当帰芍薬ももうすぐ終了です。

子宮口がもう2.5センチ開いており、頸管長も10ミリきっているので、陣痛が来なければ来週末あたりに分娩予定です。

2ヶ月半もの入院生活、産後の体力に不安がありますが、夫や娘、新しいベビーとまた自宅で過ごせるのが楽しみです。

 

今日は、吉本ばななさんの大人になるってどんなこと?を読みました。丁寧に言葉が紡がれていて、自分でうまく言葉にできないような大切なことがわかりやすい言葉で書かれていました。やっぱり、すごいなぁと思います。

友だちって何?の章なんか、面白かったです。

 

本を読むと、手元に残しておきたい本と、そうでない本にわかれますが、私にとってはこちらの本は前者でした。昨日ホリエモンの多動力を読みましたが、こちらは後者です。面白くないというわけではなく、そもそも、ホリエモンも手元にずっと置いてほしいと思って書いてはいないと思いますが。笑

 

晩御飯の時間になりました。昨日から夏休みなので、差し入れが多く、嬉しいです。

ベジタリアン食にもさすがに飽きて来たので。。。最近夫がパン作りにハマって、昨日はフランスパンを焼いたそうです。楽しそうなのでこっちまで嬉しいです。

マグセント卒業

お久しぶりです。ありがたいことに、無事に35週に入りました。

 

実は2.3週間前からウテメリンに加えてマグセントという持続点滴が増えていたのですが、昨日マグセントを卒業しました。

マグセントは妊婦殺しの名を持つ副作用の強いお薬で、私もはじめた当初は、血管痛とほてり、頭痛に動悸に息苦しさ、だるさがすごく、目がちかちかして本も読めず、シャンプーも自力でできず、ほぼ動けなくなりました。

1時間10mlの継続点滴をはじめる前に、30分で40mlを一気に流して血中濃度をあげるという恐怖の時間があります。このときの対処法、どうすべきか前々から考えていました。

急激に襲ってくる副作用にひたすら耐えるのではなく、他のことに集中して副作用を紛らわすことが大切だと思い、私の場合は、松本人志のすべらない話を聞いて笑って乗り切りました。笑

耳だけで楽しませてくれるあの番組と落語アプリはマグセント点滴期間に大いに役立ちました。ちなみに、落語は立川志の輔さんが心地よく、最近寝る前に聞いています。

 

幸運にも、2.3日でマグセントの副作用に慣れて、少し動けるようになりました。点滴の増量は最大20m/hまで可能ですが、12ml/hで持ちこたえて卒業することができ、ウテメリンも36週から減量予定です。やっと退院の光が見えて来ました。

 

そんななか、今日は、西原理恵子さんの 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと を読みました。

私には娘がいるので、タイトルに引かれてポチった本です。女性の経済的精神的自立の大切さを説いた本で、目新しいことは書いていないのですが、西原さんの経験と信念に基づいた正直な言葉が連ねてあり、我が娘にもいずれやってくるであろう反抗期なんかを想像しながら読みました。

私自身、母から経済的自立の大切さについては教えられていたこと、また人よりおそらく他者への依存性が強い性質を持っていることを自覚していたことから女性学を勉強し、会計士の道を選びました。まだまだ今後の道については暗中模索ですが、楽しく進んでいきたいと思っています。

娘はどんな風に育っていくのでしょうか。めいっぱい甘えてくれる幼児期の今を大切にしつつ、あたたかく成長を見守りたいと思います。西原さんがいうように、転んでも自分で起き上がれる人になってほしいです。

 

数学する身体

今日は森田真生さんの数学する身体を読みました。私は会計士という数字を扱う職業にもかかわらず、実は全く数学が好きではありません。私にとって数学は作業とか技術とかいう類のものでしかありませんでした。

 

けれども、この本を読んで、数学に対する意識が変わりました。久しぶりに大学の面白い講義を受けたような気分です。

 

題名からわかるとおり、この本は一般的な数学書ではありません。数学の歴史をたどりながら、現代の道具としての数学ではなく、身体と一体となった数学について情熱的に語られています。どちらかというと、哲学書かな。

読む前は、数学好きな人が好きすぎて独創的な考えに至ったんだろうと思っていましたが、読んでみると逆でした。いわゆる文系の著者が岡潔さんたち数学者の哲学的思想に魅せられて、多くの人が知らなさすぎる数学の深遠な世界を世に伝えるために書いた本です。学生時代にこのような本に出会えれば、少しは数学に興味を持って向き合えたかななんて思いました。

この本には、数学者や哲学者だけでなく、荒川修作芭蕉なんかも登場します。

数学にとどまらず、体と心の境界、自己と世界の境界の曖昧さについても興味深い洞察がなされています。

興味がある方はぜひ、読んでみてください^_^

 

http://www.shinchosha.co.jp/sp/book/339651/

 

 

 

窓ぎわのトットちゃん

黒柳徹子さんのベストセラー、窓ぎわのトットちゃん。自伝的小説ですが、思いのほか心に響く作品でした。平易で読みやすい文章の中に、大切なことがちりばめられていて、きらきらした本です。戦時中のお話であり、手放しでほのぼのとはできないかなしい面もありますが。

 

小さな頃を久しぶりに思い出し、子どもの気持ちに寄り添うことの大切さを改めて考えさせられました。"風変わり"な小学校での日々の出来事一つ一つが、トットちゃんの柔らかい心を包みこんでいます。学校での出会いは大切ですね。

 

私が小学校の頃の先生は、正直あまり記憶にありません。今までで一番好きな先生は、学校の先生ではなく、高校の頃通った塾の国語の先生でした。先生のお話はいつも面白く、言葉はいつもあたたかく、世界が広がる気がして、自由になれる気がしました。

 

娘やこれから生まれる息子にも、今後たくさんの出会いが訪れます。子どもの出会いについて、親ができることなどほんのわずかなのですが、トットちゃんの校長先生のような人に出会ってほしいです。

子どもたちがもう少し大きくなったら、この本を一緒に読みたいと思います。

 

それにしても、私は今まで、黒柳徹子さんについて、徹子の部屋の、慈善事業をされている、きのこのような髪型の女性という認識しかなかったのですが、こんなにも素敵な本を執筆されていたとは。。遅ればせながら、子育て中のこの時期に出会えてよかったです。

 

ちなみに、この本の挿し絵は、いわさきちひろさんの描かれたものなのですが、文章と絵がとてもよく合っていて感心しました(トットちゃんはちひろさんの死後に書かれた本です)。

そして、偶然ですが、先日下石神井ちひろ美術館に行ったこともあり、何だかとても親近感がわいたのでした。