女性会計士の働き方① 監査法人の非常勤勤務
こんにちは、女性会計士のノラです。実は私、監査法人で非常勤勤務をしていたことがあります。
通常非常勤は以前の職場で再雇用されることが多いのですが、私の場合は他の監査法人に入りました。
今はどこの監査法人も会計士不足のため、非常勤でも雇ってくれます。私の場合も、正社員の募集で非常勤希望を伝えた結果、ありがたいことに受け入れてもらえました。
非常勤勤務のメリット、デメリットを以下にまとめてみました。
◇メリット
・時給が高い
会計士の資格を持っていてある程度の実務経験があれば、時給5,000円以上もらえる場合も少なくありません。1日7時間働くと35,000円、10日で35万円。効率的ですね。
・時間が自由
私の場合、スケジュールは基本的にほぼ希望が通りました。週2回、残業なしなど自分のペースでシフトが組めることも多いと思います。
・研修が無料で受けられる
会計士登録をしていると、CPE単位が必要になりますが、監査法人の研修で単位付与されるため、勉強にもなり単位ももらえて一石二鳥です。
・最新の会計税務情報や監査ツールに簡単にアクセスできる
最初に大手監査法人に就職したときには当たり前に使っていた情報ツール、転職後にあんなに便利なものはないと痛感したものです。
信頼できる情報ツールだけでなく、優秀な監査チームのメンバーと仕事ができることも大きなメリットですね。
◇デメリット
・自己負担費用もある程度発生する
会計士会費月1万円程度、社会保険料は基本的に自己負担です。
・勤務時間に上限がある
非常勤のため、年間の勤務時間に上限があります。
・契約期間が短い
半年や1年、長くても2年契約が多いです。人不足と人余りが繰り返される業界のため、需要がなくなるとさくっとクビになりやすいです。
考えてみると、私の立場からするとデメリットはあまり見つかりませんでした。監査法人でしっかりキャリアを積みたい方にとっては向いていませんが、そういう方は常勤でバリバリ働かれますね。あ、非常勤で入ると、現場の監査チームはいつの間にか若者ばかりでびっくりという事態にはなりやすいです。笑
最近は会計士ではないアシスタントの方が監査現場でサポートしてくれるシステムも浸透しているし、監査のAI活用もどんどん進んでいくのでしょうね。
今回は監査法人の非常勤勤務について書いてみました。読んでくださり、ありがとうございました。